最近流行りのKF94マスク。普段生活する中で「KF94」というワードを耳にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか？KF94マスクは見た目や性能に優れたマスクで日常使いから医療現場などでも活躍しています。では、実際にどのような特徴があり、なぜ人気なのでしょうか？KF94マスクについて紹介していきます。

KF94とは？

KF94とは「Korea Filter」のKF、韓国の食品医薬品安全処が定めるマスクの規格で、捕集が難しいといわれる微粒子を「94％」以上防ぐことが認められています。通常のマスクは、飛沫の吐き出しを防ぐことを目的に作られていますが、KF94は飛沫の吸い込みを防ぐために作られています。通常の不織布マスクよりもフィルター性能が高く、感染対策に向いたマスクと言えます。

また、KF94は三段構造になったダイヤモンド形状のマスクが多いです。ダイヤモンド形状のマスク＝KF94と思われがちですが、実際はフィルター性能のことで形状を指しているわけではありません。

参考元：人気の韓国発マスク「KF94」　英語と数字はなんの意味？

KF94が人気の理由とは？

ダイヤモンド形状と機能性の高さが特徴のKF94ですが、韓国の人気俳優が着用したなどでその人気に火がついたようです。特にダイヤモンド形状が注目されており、見た目から性能まで優れた形となっています。

ダイヤモンド形状の特徴

KF94が人気な理由の「ダイヤモンド形状」にはどのような特徴があるのでしょうか？4つの特徴を紹介します。

①綺麗なフェイスラインに見せる

ダイヤモンド形状は立体型となっているため、綺麗なフェイスラインに見せてくれます。小顔効果や鼻高効果も期待できます。

②呼吸がしやすい

口元に空間があるため呼吸がしやすいです。口元も動かしやすく、人前で話すときなどにも便利です。

③化粧汚れがつきにくい

口元の空間のおかげで化粧汚れが付きづらくなっています。また、マスクを折りたたむことで汚れを簡単に隠すことができます。

④メガネが曇りにくい

マスクの縁部分がしっかりとフィットする形状のため、メガネが曇りづらいです。

N95マスクとの違い

KF94マスクと比較されるものにN95マスクがあります。KF94が韓国の規格に対し、N95はアメリカの米国労働安全衛生研究所が制定したN95規格をクリアしたマスクのことです。フィルター性能は同程度の物となっています。KF94との違いとしては、マスクの形状・着用方法・通気性の違いがあげられます。

マスクの形状の違い

KF94はダイヤモンド形状が代表的ですが、N95はカップ型やくちばし型が多いです。

着用方法の違い

KF94はヒモを耳にかけて着用するタイプがほとんどです。N95はヘッドバンドを採用し、ヒモを頭の後頭部に回して着用します。

通気性の違い

フィルター性能は同等ですが、着用方法が違うため通気性に違いがあります。ヘッドバンドを採用しているN95は締め付けが強く、口元をしっかりと密閉します。そのため通気性が悪く、深い呼吸をする必要があります。KF94は耳にかけて着用するため、一般的なマスクと同じように呼吸をすることができます。医療現場にはN95、普段使いにはKF94が向いていると言えます。

N95マスクの詳細記事

販売箇所や販売価格は？偽物がある？

KF94マスクは1枚100円~200円ほどで販売されており、ドラッグストア・薬局で購入することができます。取り扱っているお店は少ない印象です。

インターネット通販でも購入することができますが、KF94と偽った商品も販売されているようです。不安な方は実店舗で探すほうが安心かと思われます。

KF94は見た目・性能ともに優れたマスク

KF94マスクは微粒子を94％以上を防ぐと言われる、フィルター性能に優れたマスク。その上、ダイヤモンド形状が採用されており、見た目や性能に優れ、快適に着用することができます。普段使いはもちろん、人混みが多いところに行くときや病院に行くときなどにも活躍します。気になった方は、偽物に注意しつつ探してみてはいかがでしょうか？