洗うことで繰り返しつかえる布マスク。毎日マスクを使うため、布マスクはとても便利です。しかし、布マスクは洗うことにより、型崩れやシワができてしまうこともあります。「どう洗ったら型崩れしないの？」「洗濯機は使って良いの？」とお困りの方も多いです。そのため、今回は厚生労働省が推奨する布マスクの洗い方を実践していきます。

布マスクは手洗い推奨

使い捨ての不織布マスクとは違い、繰り返し使えることのできる布マスク。できれば洗濯機で洗いたいと思われる方が多いでしょう。しかし、布マスクは下記の理由で手洗いを推奨しています。

布マスクの生地を傷めないため
布マスクの生地はデリケートで洗濯機で洗うと型崩れやシワなどができやすいです。また、イヤーフックが伸びてしまう恐れもあります。長くご使用していただくため、手洗いを推奨しています。

他の衣服にウイルスを移さないため
使用後のマスクは様々なウィルスが付着しています。洗濯機で洗ってしまうと、他の衣服にウィルスが移ってしまう恐れがあります。安心な生活をするためにも手洗いをしましょう。

厚生労働省の布マスクの洗い方を実践

布マスクの正しい洗い方を紹介します。この洗い方をすることで、型崩れなどが起こりづらく長くご使用していただけるかと思います。

布マスクの洗い方

衣料用洗剤・清潔なタオル・大きめの桶を用意しましょう。また、汚れが気になる場合は酸素系漂白剤とゴム手袋を用意します。

こちらの記事は、厚生労働省の「布マスクをご利用のみなさまへ」を参考にしています。

厚生労働省 布マスクをご利用のみなさまへ

ファンデーションなどの汚れが気になる場合

ファンデーションなどの汚れがなかなか落ちないときは、酸素系漂白剤を使いましょう。白マスクの場合は塩素系漂白剤でもいいですが、色柄物のマスクに使うと色落ちを起こしてしまう場合があるため酸素系がおすすめです。一度、衣料用洗剤で洗い、水気を切ったあと、酸素系漂白剤を入れてもう一度洗いましょう。

塩素系漂白剤は、次亜塩素酸ナトリウムが主成分です。漂白力が強いので、染料まで脱色してしまうことがあり、色柄物には使用できません。白い無地の衣類やタオルなどにだけ使用できます。また、強いアルカリ性なので、綿・麻・ポリエステル・アクリル以外の繊維には使用できません。生地を傷めるおそれがあります。
一方、酸素系漂白剤の成分は過酸化水素や過炭酸ナトリウムです。染料を脱色しないので、白物にはもちろん色柄物にも使用することができます。

引用　花王｜製品Q＆A　漂白剤の塩素系と酸素系の違いは何？

柔軟剤や乾燥機はNG

柔軟剤はマスクに使わないようにしましょう。また、乾燥機ではなく日陰に干して乾燥するようにしましょう。

柔軟剤の使用は避けてください。また、乾燥機は使わずに自然乾燥してください。

厚生労働省 布マスクの全戸配布に関するQ＆A　より引用

布マスクの乾燥後はアイロンをかける

布マスクはアイロンをかけることで殺菌効果があると言われています。シワを伸ばすこともできるためオススメです。日陰干しで乾燥させた後、160℃程度の熱で裏面からアイロンをかけていきます。イヤーフックは溶けやすいため、アイロンに当たらないように注意しましょう。

乾燥は未乾燥試験布の菌数を減少させた。殺菌効果の高い順は、アイロン乾燥>日向乾燥>乾燥機乾燥≒室内乾燥であった

東京家政学院大学 家庭洗濯の除菌・殺菌効果　から引用

まとめ：厚生労働省布マスクの洗い方を実践しての感想

今回は、厚生労働省の布マスクの洗い方を実践してみました。布マスクは洗濯機で洗うと、型崩れやシワをおこしやすく、他の衣服にウィルスが移ってしまうという理由で手洗い推奨でした。手洗いで優しくお手入れをした後、形を整えて干すことにより綺麗に洗濯することができました。

しかし、、これを毎日するのは辛いなというのが正直な感想です。

手間が多く時間もかかるため、できれば洗濯機で洗いたいと感じました。そのため、マスクを洗濯機で洗う方法も探していけたらと思っています。「正直、洗濯機で洗いたい！」と感じた方、そちらの記事もお楽しみにしておいてください！